2018.10.05 ET News
韓国産業技術評価管理院(KEIT·院長はソン・シホン)は高麗(コリョ)大電機電子工学部教授研究チームとパク・ヨンウク鮮文(ソンムン)大機械ICT融合工学部教授が発光効率と視野角を向上させた有機EL(OLED)を開発したと7日明らかにした。
OLEDは、色再現率とコントラストが優れて応答速度が速いうえ、画質の変化が少ないのが利点であるが、発光効率が低く、角度によって色や明るさが変化する欠点がある。
研究チームは、ポリマー層をスピンコーティング方式で形成させた後、ドライエッチング方式を利用して散乱層の幅と間隔を調節、発光効率と視野角が改善されたOLEDを開発した。スピンコーティングとドライエッチング方法は、半導体およびディスプレイ産業で既に使われている技術である。
高麗大のジュビョングォン教授は「この研究は、ナノサイズの柱を利用してOLEDの発光特性を改善したもの」とし「すでに使われているプロセス技術を活用したため、OLED産業に迅速に適用することができる」と述べた。