韓国の熱処理装置メーカのビアトロン、2017年のフレキシブル有機ELへの受注が中国で拡大する見込み


2016-11-23 NSP通信

 

(ソウル= NSP通信)ビアトロン(비아트론、141000)の第3四半期の受注の遅れで、実績が期待よりも下回ったが、昨年比(YoY)で売上高が+86%、営業利益が+113%と成長は続いた。第4四半期の売上高266億ウォン(+ 18.9%QoQ、+ 106.0%YoY)、営業利益59億ウォン(+ 45.0%QoQ、+ 60.8%YoY)で成長の継続が見込まれる。 

 

2016年では、現在までの新規受注額は950億ウォン(+ 85.5%YoY)である。

 

2016年の売上高は772億ウォン(+ 71.2%YoY)、営業利益155億ウォン(+ 86.5%YoY)が見込まれる。

 

韓国内を中心としたフレキシブル有機EL(Flexible OLED)の投資が、来年には中国に拡大すると予想される。今年の中国での量産ライン投資は、BOE B7 6世代の16K(ビアトロンPI Curing受注)、Visionox 5.5世代の15K(競合他社受注)しかなかった。

 

キム・ミンジ新韓金融投資アナリストは、「来年にはBOE B7 16K、2次投資追加の天馬(Tianma)・Everdisplay・CSOTの第6世代の15K投資が行われるだろう」と予想した。続いて「中国のパネルの主要メーカー6世代の投資だけ考慮しても61Kが予想される」とし「その他5.5世代45K(Visonox 30K、Royal 15K)、第4.5世代Truly 15K投資も予想される」と予想した。「台湾メーカーAUO、日本Sharp(Foxconn)がそれぞれ15Kを投資すると予想される」とし「国内の主要顧客パネルメーカーの場合にも、中国のスマートフォンメーカーの需要と2018年の北米のスマートフォンの供給のための投資が来年にもつながるだろう」と予想した。