2021.11.08 ET News
Duksan Neoluxの有機EL(OLED)材料を採用する電子メーカが増えたことに支えられ、第3四半期の市場見通しを上回る売上を記録した。
Duksan Neoluxは8日、売上586億ウォン、営業利益162億ウォンの第3四半期の実績を公示した。昨年同期比で売上高は44.3%、営業利益は45.9%増加した。第3四半期の累積では売上高1446億ウォンを記録、すでに昨年の年間実績(1441億ウォン)を超えた。
市場ではDuksan Neoluxが第3四半期の売上高527億ウォン、営業利益153億ウォンを出すと見通したが、実際にはこれを上回った。
OLED用有機材料を生産するDuksan Neoluxは、OLEDパネルを採用する電子機器が多くなるほど実績にプラスの影響を受ける。昨年のOLED浸透率は30%にとどまったが、今年は36%、来年45%まで高まる見通しだ。Appleと中国企業のOLED採用が増加した影響だ。特にノートパソコンやタブレットは、OLEDパネル面積がスマートフォンに比べて4~6倍大きいので素材メーカーが利益を得る。
Duksan Neoluxは今年、工場稼働率が96.9%に達するほどで、急増するOLED材料の注文に応じるために工場をフル稼働している。
証券街では、Duksan Neoluxの今年の年間実績が1900億ウォンに達し、来年は2000億ウォンになると見通した。
Duksan Neolux関係者は「ゲーム機、タブレット、ノートパソコン、テレビなど中小型OLEDディスプレイから中型および大型OLEDディスプレイに、従来のLCDからOLEDに切り替えられるなどで、OLEDパネルの適用がさらに加速されるだろう」と話した。