2018.12.19 ET News
ディスプレイ製造装置メーカの企業Sunic(代表バクジェギュ・イヨウンジョン)は、出光興産に有機EL(OLED)蒸着装置を供給することを、19日に明らかにした。
Sunicは、「日本企業はほとんどの装置を日本国内で購入しており、Sunicが初めて装置を供給することになり、部品・素材が強い日本でも技術競争力を認められたことになる」とし「出光興産のOLED基礎材料開発を目的として、小型蒸着装置を供給することになる」と説明した。
Sunicは韓国、中国、ドイツ、米国など世界のほとんどのOLED関連企業に研究と量産用蒸着装置を納品した。小型、中型、大型の蒸着装置をすべて備えている。最近では拡張現実(AR)・バーチャルリアリティ(VR)のアプリケーションの市場を中心に成長が予想されるマイクロOLED量産装置の市場とパッシブ有機EL(PMO LED)の分野で世界をリードする地位を確保した。
Sunicは、第3四半期までの累積の売上高は919億ウォン、営業利益は67億ウォンを達成した。主要パネルメーカーOLED新規投資が停滞しているが、中小型OLED蒸着装置の競争力を基に、昨年と同等レベルの売上高を確保するとSunicは予想している。
Sunicの関係者は、「来年から中国パネルメーカが新規投資を再起動すると予想され、中小型ファインメタルマスク(FMM)クラスタだけでなく、大型OLED蒸着装置でも競争力を証明することができる」とし「今後、素材向けの研究関連機器の需要も大幅に増加するものと見られる」と述べた。