2020.01.21　ET News

光学フィルムの専門メーカーSangbo（代表ギムサングン）は、携帯電話やタブレットPCに使用される中小型ディスプレイの光学フィルムの量産を開始したと21日、明らかにした。

この製品は、韓国内の大型タブレットセットメーカーと中国1位のモバイルセットメーカーにそれぞれ供給される。Sangboは中小型ディスプレイの光学フィルムの技術力を検証受けるため、過去1年余りの間、顧客の品質信頼性テストを受けた。

Sangboの関係者は、「今月からタブレットPCや携帯電話用の光学フィルムの供給を開始した」とし「今後、安定すれば供給量が徐々に増えるだろう」と期待した。

Sangboは、これまでの年間売上高の70％ほどをTV、モニターなどに適用される大型ディスプレイ光学フィルムであった。しかし、ここ数年、価格競争力を前面に出した中国企業の攻勢に困難を経験した。

同社は、新たな成長動力を確保するためにグラフェン、銀ナノワイヤーなど新素材の研究・開発に継続投資した。また、中小型ディスプレイの光学フィルムへの市場参入など事業の多角化を推進した。