2024-03-28 News Pim
27日に行われたB社のIT用8.6世代OLEDラインの起工式には、主要な製造装置の協力会社として多くの役員が招待されました。中国のB社は、2026年末に向けて8.6世代のIT用OLEDに630億元(約11兆4000億ウォン相当)を投資することを決定しました。生産能力は月に3万2000枚です。これに関連する装置の供給メーカの選定作業が大詰めを迎えています。
8.6世代のOLEDは、最新のOLEDパネルで、ガラス基板のサイズが2290x2620mmであり、従来の6世代のOLED(1500x1850mm)より約2.25倍大きいサイズであり、生産効率、画面サイズ、画質などで優位に立っています。B社だけでなく、多くのディスプレイ企業が最近、8.6世代のOLEDに投資する計画を発表し、設備の増設に取り組んでいます。このような8.6世代ラインの構築には、機器メーカーとの協力が不可欠ですが、蒸着装置に関する量産経験がある企業はほとんどありません。
特に、Abacoが供給する8.6世代の真空蒸着搬送装置は、OLED蒸着工程中に不純物がない真空状態で基板を移送する装置であり、蒸着プロセスで必須の重要装置であり、8.6世代の蒸着搬送システムについては既に検証が完了しています。
Abacoの関係者は、「Abacoは世界で初めて真空蒸着搬送システムに関する検証を完了した国内唯一の企業として、自社が持つノウハウに新しい技術を追加し、8.6世代の量産装置に対する準備が完了した」と自信を示しました。
また、「現在、量産装置に営業力を集中しており、最終受注が確定すれば、会社設立以来のディスプレイ事業で単一規模最大の受注実績になると予想されます」と述べました。
B社は2026年の量産に向けて投資を進め、2024年上半期に15Kの装置受注が予想される中で、最初の装置の搬入は2025年上半期から順次予想されています。
一方、今年の監査報告書によると、Abacoは2023年に売上高1869億ウォン、営業利益44億ウォン、当期純利益43億ウォンを記録し、2013年以来10年連続で黒字経営に成功しました。また、先月18日には84億ウォン相当の自社株の消却を決定し、会社の成長に対する強い自信を示すと同時に、株主価値の向上に向けた努力も継続しています。