自律走行技術 高度化するほどOLEDの採用比率高くなる


2021年11月25日 UBIリサーチ

 

去る19日に開かれたUBIリサーチの'2021年下半期OLED決算セミナー'で韓国自動車研究院パク・ソンホン責任は'未来自動車ディスプレイ発展現況と展望'について発表した。

 

朴責任は「自律走行技術が高度化すれば、運転者が運転をする回数や時間が減り、車室内環境に視線を置くため、室内空間の変化が不可欠だ。車両用ディスプレイの変化と空間確保のためのステアリングホイールの変化、シートの変化を通じて室内空間を活用できる空間の効率性が増加することができる」と発表した。

 

 

自律走行技術の開発に伴う変化の中で、朴責任は車両内外のディスプレイの変化で、「車両内部のボタンやスイッチ、ギアノブなどがディスプレイの中に適用され、車両内の空間自由度を向上させることができる」とし「こうした変化に合わせて車両に搭載されるディスプレイも対話型、大面積の曲面ディスプレイに変化している」と述べた。

 

朴責任は「車両内部だけでなく、外部コミュニケーションを通じて外部歩行者や二輪車など外部とコミュニケーションして、自律走行の信頼性を確保するディスプレイが増えている」とし、「車両外部コミュニケーションの標準化の議論が活発に進められており、車両の状況(加速または減速、停車中かなど)に関する情報を表示すれば、安全上の問題を向上することができる」と強調した。

 

現在、車両用ディスプレイはLCDの採用比率が高いが、OLEDはフレキシブルディスプレイ実装が可能で、薄さと高いコントラスト比、速い応答速度、広い視野角の利点で自律走行時代に合わせて自動車内部の複雑で多様な空間で適用比率が高まると期待される。LGディスプレイはすでに自動車用POLEDディスプレイを量産しており、サムスンディスプレイと中国のパネルメーカーも自動車用OLED量産を準備している。

 

自律走行技術がますます発展するにつれて、自動車は移動手段から進化して「休息と慰め」という新しい概念で浮上している。このような余暇空間で車両内のディスプレイ進化が不可欠な中、OLEDが今後の自動車用ディスプレイとして市場にどの程度影響力を及ぼすことができるか期待が集まっている。