2016年8月12日 UBIリサーチ
バーチャルリアリティ(VR)機器、拡張現実(AR)機器や医療用機器向けののOLEDマイクロディスプレイ(Microdisplay)技術企業である米国のeMaginが、2016年上半期の売上高が前年同期比で3.8%下落し、240万4,000ドルの純損失を出したことが分かった。
11日(現地時間)に、eMaginが発表した2016年第2四半期の業績資料によると、同社は2四半期に前年同期比で約11%下落した550万ドルの売上高を記録した。
eMaginの上半期の総売上高は、前年同期比約3.8%落ちた1,253万4,000ドルであった。製品の販売の売上高は、大きな変化はないが、政府からの契約受注が前年同期に比べ不振だった。
しかし、前年同期にはなかったライセンスの売上高が、今年上半期には100万ドル発生した。eMaginは、VRヘッドセット技術に関する知的財産権を持っている。
今年の第2四半期、同社は216万4,000ドルの純損失を記録し、上半期純損失は合計215万ドルだ。前年同期の25万4000ドルの純利益に比べて240万4,000ドル下落した。
eMaginのCEOであるAndrew G. Sculleyは「今年の第2四半期には、政府からの契約規模が小さく、製造装置稼働に、ダウンタイムがあった」と説明した。
Sculley CEOは「我々は、消費者の需要が拡大しているVR、AR市場で必要とする解像度と明るさを満たすことができる技術を持っている唯一のメーカーと信じる」と強調した。