2017.05.25 ET News
フォルダブルスマートフォン、自動車、バーチャルリアリティ(VR)などの次世代ディスプレイ応用市場をめぐり、有機EL(OLED)と液晶(LCD)の間の領域争いがはっきりしてきた。最も先進的なOLED技術を備えた韓国、OLED技術の確保に真っ最中の中国、LCDを中心に領域を拡大しようとする日本と台湾の戦略が、今後どのような進展するのか注目される。
25日(現地時間)、米国ロサンゼルスで開催されたSID 2017ディスプレイウィーク展示会ではOLED技術で新しい市場を開拓しようとする韓国と中国、従来のLCD主導権を基に市場に参入しようとする台湾と日本の戦略が明確になった。 サムスンディスプレイ、LGディスプレイ、BOE、天馬、AUO、ジャパンディスプレイ(JDI)は、次世代ディスプレイ技術の激戦地であるスマートフォン、自動車、VRを中心に研究開発されているプロトタイプを展示した。昨年SIDの展示会は、大規模量子ドットLCD TVとOLED TVの間の画質競争が話題だったが、今年は本格的に開花を控えた自動車、VR、次世代スマートフォンを中心に競争が激しくなることを示した。
サムスンディスプレイは中小型フレキシブルOLED技術の差別化戦略を示した。初めて公開した9.1インチストレッチャブルパネルは展覧会の開幕前から並ぶ珍しい風景を生んだ。20分から最大1時間も待つ必要があり、注目をひきつけた。
今回の試作品は、HD解像度に満たないレベルだが、製作の難度が非常に高いだけに、最も先進的な技術を誇示するのに十分だという評価を受けた。このほか、3.5インチ858ppi(インチあたりのピクセル数)級VR用パネルも、これまでで最も高い解像度製品という評価を受けた。
LGディスプレイも次世代中小型パネルでOLED製品を前面に出した。自動車用は12.3インチサイズのフロントディスプレイと透明ディスプレイを複数のレイヤーに実装し、従来のアナログ計器と同様の立体感を提供するマルチレイヤディスプレイ(MLD)、6.13インチミラーOLED、12.3インチフレキシブルタッチOLEDを披露した。VRパネルは、LCDとOLEDパネルを比較展示したが、VR用OLEDの具体仕様は公開しなかった。 世界で唯一のOLED TVパネルを量産するだけ77インチUHD壁紙OLEDとパネル自体から音が出てくる65インチクリスタルサウンドOLED(C SO)パネルも全面に配置した。
積極的にフレキシブルOLEDに投資する中国メーカーも研究開発中の試作品を多数公開したが、技術の完成度がまだ比較的低い。 BOEは、様々なOLEDフォルダブルディスプレイを展示した。5.5インチQHDフォルダブルは538ppi、曲率4㎜アウトフォルダブル形を実現した。しかし開いた時、完全に直線的に伸ばすには姿を確認することができないように展示して物足りなさを残した。パネルを内側に曲げるのフォルダブルも展示した。
LGディスプレーも次世代中小型パネルでOLED製品を前面に出した。自動車用は12.3インチサイズのフロントディスプレイと透明ディスプレイを複数のレイヤーに実装し、従来のアナログ計器と同様の立体感を提供するマルチレイヤディスプレイ(MLD)、6.13インチミラーOLED、12.3インチフレキシブルタッチOLEDを披露した。VRパネルは、LCDとOLEDパネルを比較展示したが、VR用OLEDの具体仕様は公開しなかった。 世界で唯一のOLED TVパネルを量産するだけ77インチUHD壁紙OLEDとパネル自体から音が出てくる65インチ液晶サウンドOLED(C SO)パネルも全面に配置した。 積極的にフレキシブルOLEDに投資する中国メーカーも研究開発中の試作品を多数公開したが、技術の完成度がまだ比較的低い。
BOEは、様々なOLEDフォルダブルディスプレイを展示した。5.5インチQHDフォルダブルは538ppi、曲率4㎜アウトフォルダブル形を実現した。しかし開いた時、完全に直線的に伸ばすには姿を確認することができないように展示して物足りなさを残した。パネルを内側に曲げるのフォルダブルも展示した。
BOEはさらに量子ドット発光ダイオード(QLED)パネルを公開して、人目を引いた。5インチと14インチで(下の写真2枚の上が5インチ、下が14インチ)、解像度はまだ80ppiに過ぎない初期のバージョンである。5インチは、低温ポリシリコン(LTPS)、14インチは酸化ベースインクジェット印刷工程を適用した。
天馬もパネルを内側に曲げるフォルダブル形5.49インチフレキシブルOLEDを駆動して見せた。しかし、中に曲がる部分が平坦ではなく、肉眼で曲がっ跡が判り、技術がまだ成熟していないようである。
OLED中心の中小型パネルを展示した中国企業とは異なり、台湾のAUOと日本JDIは高度化したLCD技術に焦点を合わせた。
AUOは、自動車用LCDを中心に展示した。LCDで最も小さな曲率の値(20R)を実装した3.5インチのプラスチックフレキシブルフレキシブルLCD(下の写真)、フリー-フォームミラー、中央情報表示ディスプレイ(CID)のための9インチカーブ・ド・LCD、LTPSベース12.3インチフリー-フォームスロットルを強調した。
5インチのフォルダブルOLEDも披露し(下の写真)、OLED技術力を誇示した。この製品は、HD解像度295ppiで4㎜曲率を実現した。車のダッシュボードの12.3インチOLEDも展示した。
日本のJDIはフレキシブルLCDを実装した「フルアクティブ(FULL ACTIVE)」フレックスLCD製品を強調した。5.5インチフルHDで401ppiを実現した製品を打ち出した。