016.06.17 whowired
中国の電子メーカーのTCLグループ傘下の「広東Juhua印刷ディスプレイ(广东聚华印刷显示技术有限公司)」が6月13日に、ドイツの有機EL材料メーカのメルク(Merck)とインクジェット印刷のOLED(有機EL)を共同開発することに協約を結んだと、15日に中国第一財経日報(第一财经日报)が報じた。
両社は今回の協約を通じてメルクがインクジェット印刷用OLEDインク材料と印刷プロセス技術を提供して、Juhuaは共同開発プラットフォームを提供し、大規模・高解像度の印刷OLEDパネルを製作する計画だ。
Juhuaは共同開発プラットフォームを中心に、中国と海外の次世代ディスプレイ素材、工程、設備の先行企業と共同で印刷OLED技術を開発し、次世代ディスプレイの産業チェーンを形成する方針である。
リーヅンソン(李东生)TCL会長は「プリンティングディスプレイ技術の開発により、大型OLEDパネルのコストを大幅に下げることができる」と明らかにした。