ベゼル薄くなったスマートフォン、6.5インチ以上のディスプレイの需要増


2020.03.22 ET News

 

グローバルスマートフォン市場で6.5インチ以上のディスプレイパネルの需要が増えている。スマートフォンベゼル(枠)が薄くなり、相対的に大きなディスプレイが要求されているからである。

 

22日、市場調査会社ストーン・パートナーズによると、今年第1四半期の出荷されているモバイル用有機発光ダイオード(OLED)パネルのリジッドパネルの割合は、合計68.3%を記録すると推定される。

 

このうち6インチ以下のパネルは、10.5%を占め、昨年第4四半期10.9%と比較して0.5%ポイント(P)減少すると予想される。6.01〜6.5インチパネルは、全体の出荷台数のうち72.1%を記録した。2019年第4四半期73.4%から1.3%p減少すると予想される。

 

ストーンパートナーズは、「スマートフォン用ディスプレイの上下左右のベゼルがますます薄くなる傾向にある」とし「これにより、新規発売されるスマートフォンの画面サイズが大きくなっているだろう」と分析した。

 

サムスン電子は最近、6インチ以上のディスプレイパネルを搭載したギャラクシーS20シリーズを発売した。ギャラクシーS20超の6.9インチ、ギャラクシー20+とギャラクシー20にそれぞれ6.7インチ、6.2インチを適用した。アップルは昨年発売したiPhoneの11プロマックスと、iPhone 11に6.5インチ、6.1インチのディスプレイを搭載した。他にも世界の主要なスマートフォンメーカーがフラッグシップモデルに6インチ以上のディスプレイを基本スペックに採用する傾向にある。

 

ストーン・パートナーズは今年、グローバルスマートフォン市場のディスプレイサイズを大きく傾向が頂点を撮ると見通した。ベゼル縮小工程と関連技術が限界にぶつかるとみられるからである。OLED基板の重心が「フレキシブル」に移動しているのも主な原因に挙げた。

 

ストーンパートナーズは、「これまでリジッドOLEDを適用していた高度な共同モデルが今年徐々にフレキシブルベースに転換されるだろう」とし「6.51インチ以上のリジッドOLEDの割合は、今後大幅な成長を期待するのは難しい」と分析した。