2019.03.31 ET News
サムスンのギャラクシーS10シリーズに搭載されたフレキシブル有機EL(OLED)ディスプレイがスマートフォンのデザイン性の革新を主導した。ギャラクシーS10シリーズは、フロントカメラホールを除くスマートフォンの前面を全て画面にし、完璧なフルスクリーンを実現した。
サムスンディスプレイは、ディスプレイ内にカメラホールのためのスペースを設計し、ホール周辺部まで高画質の品質を維持する先端技術のHIAA(Hole In Active Area)を開発し、ギャラクシーS10の革新性を実現した。
HIAA技術でスマートフォン前面のスペースを最大限に活用して、上部ベゼルをギャラクシーS9比で3分の1の水準に減らした。新しい技術でギャラクシーシリーズの中で最高のフルスクリーンの経験を提供し、映画鑑賞、読書、ゲームに至るまで、鮮やかな没入感を提供する。 ギャラクシーS10に搭載されたサムスンのディスプレイOLEDは、米国の画質評価の専門メーカーディスプレイメイト(DisplayMate)から歴代最高画質評価である「エクセレントA +」を受けた。
ディスプレイメイトはギャラクシーS10に搭載されたディスプレイの詳細画質評価結果の明るさで、消費電力、色精度などほとんどの項目でギャラクシーS9より画期的に進化したと評価した。
さらに、ギャラクシーS10 +とS10は、業界初のディスプレイに「超音波式指紋スキャナ」を内蔵して、便利で強化された生体のセキュリティ技術を実装した。
超音波方式は、指と画面との間の微細な空気層の厚さを超音波で直接把握し、日光が強い環境や氷点下でも便利に使用することができる。超音波式指紋スキャナは、LCDとは異なり、パネル内部に空気層がないフレキシブルOLEDのみ採用できる技術である。
サムスンディスプレイのブルーライト低減OLED技術は、長く使っても目に快適画面を提供する。視力と睡眠の質に影響を与えるブルーライトをギャラクシーS9比で最大42%まで減らした。ドイツTUVラインランドから「目に快適なディスプレイ(Eye Comfort display)」に認定された。
市場調査機関IHSによると、昨年の中小型フレキシブルOLED市場は、売上高145億8363万ドルを記録した。サムスンディスプレイは92.5%を占めて、先進のフレキシブルOLED技術力で世界の市場をリードしたことが分かった。 フレキシブルOLED市場は毎年成長し、2023年には売上高277億3000万ドルを形成すると予想されている。