2019.09.05 ET News
ガラス素材のカバーウィンドウを採用したフォルダブルスマートフォン欠点を補完する「スプリングガラス」技術が登場して注目される。来年超薄型グラス(UTG)ベースのフォルダブルスマートフォンにこの技術が採用される可能性も高いことが分かって、今後のフォルダブルフォンのカバーウィンドウ素材をめぐる競争に関心が集中している。
5日、業界によると、フォルダブルフォンのカバーガラスにレーザーを照射し、曲がる部分のガラス固有の特性は変わらない、いわゆる「スプリングガラス」の技術が登場した。フォルダブル向けパネルを製造しているメーカーが機能をテストし、導入を検討しており、実際のUTGカバーウィンドウを搭載したフォルダブルフォンもこの技術が採用されるか関心が集められる。
スプリングガラス技術の核心はレーザーである。ガラスは硬い特性のため、透明ポリイミド(PI)とは異なり、落とすなどの物理的な衝撃を受ければひび割れ壊れやすい。
スプリングガラスは、このようなカバーガラスの欠点を補完することができる技術である。フォルダブルフォンの曲がる部分にレーザーを照射すると、まるでゴムのようなガラスの弾性が生じ増えることになる。ガラス固有の光学特性や色が変わらなく性質だけ変わるのが特徴である。その部分を折り曲げたとき、ガラスに加わる圧力が減ることになる。
アウト折りたたみ方式の場合、ガラスよりも透明PIが採択の可能性が高いと評価されてきた。フォルダブルポンを落としたときに曲がった部分に衝撃が加わると、ガラスが簡単に破損されるのである。カバーガラスにスプリングガラス技術を適用すると、内側折りたたみと外側折り畳み方式の両方でガラス素材が有利な材料となるものと思われる。
ドイツのレーザーソース機器メーカのLPKFはフォルダブルフォン向けで、ガラスの曲がる部分をバネガラスで製作することができるLIDE(The Laser-Induced Deep Etching)技術を公開した。この技術は、去る5月に米国で開催された国際情報ディスプレイ学会(SID)のディスプレイウィーク期間中の革新技術を披露したスタートアップに授与する「SID Honorary Award」を受賞した。
業界の専門家は、「パネルメーカーがフォルダブルガラスの曲がる部分の技術として検討していることが分かる」とし「UTGを導入した技術が適用される可能性もあり関心を持って見守っ見ている」と述べた。