2016-12-06 デジタルタイムズ
中国OLED市場の成長の中の受注の急増を期待
テラセミコンは中国昆山に法人を新設し、中国市場での半導体製造装置事業に続き、ディスプレイ装置の事業を本格的に推進する。
6日、業界によると、最近にWONIK IPSとの合併が不成立に終わったテラセミコンは、中国昆山に法人を設立することにして、2016年の年末までに関連する準備を終える予定だ。今回設立する昆山法人は、中国現地のディスプレイ装置を販売し、装置納入後の管理サービスなどを引き受ける予定だ。
テラセミコンの関係者は、「今回の昆山の法人の場合、中国でのディスプレイ装置に特化した法人として設立する」と説明した。先にテラセミコンは中国西安に半導体製造装置事業を担当する法人を設立した。中国の現地顧客を直接管理し、3年の間に拠点を整備したという評価を受けている。WONIKグループがテラセミコンの経営権を取得しようとしていたことも、このように中国の顧客各社への対応力を高く評価したためである。
現在テラセミコンの場合、全体の売上高の割合の70%以上が、ディスプレイ製造装置関連であるので、ディスプレイ装置の分野で重要な技術ノウハウとネットワークを備えている。ここ最近、中国ディスプレイ業界にはOLEDへの投資が増え、新規受注も急増すると予想し、このような戦略を立てた。
実際にテラセミコンは昨年と今年にかけて世界のディスプレイ企業が発注したフレキシブルOLEDと液晶表示装置(LCD)工程用の熱処理装置の半分以上を受注した実績も上げた。2014年716億ウォンから昨年1067億ウォンに成長し、今年は1500億ウォン台を記録する見通しだ。営業利益は、2014年48億ウォン、2015年42億ウォンを記録したが、今年は300億ウォン台を達成するものと見られる。
一方、WONIKグループは、持株会社移行後にテラセミコンとの吸収合併を推進したが、最近に両社の合併は失敗に終わった。