2018-11-02 The Bell
サムスン電子は、フォルダブルスマートフォンのディスプレイの仕様を確定した。サムスン電子は今年半ばまでの折り畳み方法でフォルダブルポンを開発しながら、外側にもパネルを搭載するかどうか検討してきた。最近確認によれば、サムスン電子は、最終的に外にもパネルを搭載することにした。折りたたみ時は4インチ台のスマートフォンの役割をし、広げたとき7インチのタブレットの役割をするフォルダブルである。
1日の電子業界によると、サムスン電子は、フォルダブルスマートフォンに合計二つの有機EL(OLED)パネルを搭載することにした。メインディスプレイは7.29インチであり、補助ディスプレイは4.58インチである。製品を公開する時は、パネルのサイズをそれぞれ7.3インチ、4.6インチの小数点二桁は四捨五入して紹介するものと見られる。
サムスン電子フォルダブルは7.29インチのメインディスプレイが内側に位置して広げたときに見えるようになることである折りたたみ方式である。4.58インチのディスプレイは、折りたたみ時の前後面のいずれかに位置する。結局、フォルダブルを折り畳んだ時、4インチ台の画面のスマートフォンで活用して、広げた時7.29インチのタブレットの用途に使うことができるようにした設計である。
ディスプレイメーカー、サムスンディスプレイは、その仕様で、今年11月に部品の量産を開始する。初年度の製造量は月10万台レベルと大きくない。年間で50万〜100万台水準になると思われる。初めて試みるフォームファクタ(製品外形)だけに、少量のみ販売して市場性をチェックするための役割が大きい製品である。
サムスン電子は今年7月では、まだ4.58インチの外側パネル搭載するかどうかを決定していない状態であった。搭載と未搭載の両方の長所と短所があったからと思われる。搭載を行う場合、消費者は、電話やメッセージの送信などの基本的なスマートフォンの機能を、容易に行うことができる。ただし、製品の厚さが太くなり、消費電力が大きくなる欠点がある。そうでなくともに高価なものとなり、価格をより高める要因となる。一方、外側パネルを搭載していない場合は、製品が薄くなって、コストも低くなる。加えて、外部の衝撃に起因するディスプレイの破損リスクが減ることになる。
しかし、サムスン電子は、最終的に搭載を選択した。市場性のチェックが目的であるモデルであるだけに消極的なデザインを選択するよりは、様々な試みをする方が良いと判断したとみられる。
このほか、サムスン電子は国内の協力会社KHバテクが開発してきヒンジ(hinge)搭載の方針を維持したと見られる。ヒンジは、窓や家具の扉を開閉に必要な金物のヒンジを意味する。フォルダブル向けのヒンジは2つのパネルをたたんで展開に必要な継ぎ目の役割をする。
KHバテクのヒンジは、スマートフォンを折り畳んだときに、2つのパネルが接して衝撃で割れないように微細な空間を残すことができるようデザインされた。加えてフォルダブルポンを段階的に広げることができるようギアを装着したことが分かった。ノートパソコンを消費者が好みの角度に広げることができる。
サムスン電子は、フォルダブルスマートフォンのユーザーインターフェイス(UI、user interface)など、いくつかの仕様を今月7日、米国サンフランシスコで開催される2018年の開発者会議で(SDC)公開する予定である。このため、サムスン電子は、フォルダブルのUI開発会社Googleとタスクフォース(TF)を構成するほど力を入れていることが分かった。
フォルダブルフォンのアンパック(Unpack)イベント時期は不明である。ただし、来年初めの看板製品であるギャラクシーS10(仮称)を発売した後にフォルダブルフォンを出すという観測が多い。収益を出さなければならギャラクシーS10は必要だからだ。
ギャラクシーS10は前作と同様にMWC(モバイル・ワールド・コングレス)で公開されるものと、業界では観測する。ギャラクシーS10は、本来の部品調達のスケジュール(今年11月)が前作よりも早く、早期のリリースの可能性が議論されたが、最近のスケジュールが2週ほど延ばされている。