2022年1月6日 UBIリサーチ
サムスンディスプレイで2021年下半期から量産中のQD-OLEDパネルがSonyとDELLに新製品に適用される。
まず、ソニーは2022年型テレビラインナップの中でQD-OLEDが適用された最初のテレビ「A95K」を発表した。A95Kは55インチ型と65インチ型があり、4K解像度に120Hzの走査率が特徴だ。
一方、DELLの34インチゲーミングモニターにもサムスンディスプレイのQD-OLEDが適用される。DELLの「Alienware AW3423DW」モニターは、34インチサイズに3440 x 1440解像度、175Hzの走査率、0.1msの応答速度特性を持っている。また、該当モニターは「DisplayHDR 400 Ture Black」をサポートする。DELL側は2022年3月頃に販売を開始すると明らかにした。
サムスンディスプレイのQD-OLEDがテレビとIT市場に進出し、既存の中大型市場のLGディスプレイのWRGB OLEDとJOLEDのRGBインクジェットプリント技術と激しい競争をすることが予想される。今後、中大型市場でどの企業の技術が主要技術として定着するのかが注目される。