2017.04.18 ET News LG電子と小米科技(Xiaomi、シャオミ)に戦略スマートフォン用ディスプレイを大量供給 LGディスプレーがスマートフォン用フレキシブル有機発EL(OLED)市場に出荷を開始した。LG電子と小米へ戦略スマートフォンにOLEDディスプレイを大量供給する。 サムスンディスプレイが独占してきたスマートフォンOLED市場にLGディスプレーが挑戦し、市場の再編が行われるか注目される。アップルがサムスンのディスプレイに続き、LGディスプレーをOLEDサプライヤに選定すると、すぐに両強の構図が形成されることがあるという見方も出ている。 <lgディスプレーが、過去のces 2015で公開したデュアルエッジディスプレイ(写真="LGディスプレーブログ)" style="color: rgb(51, 51, 51); font-family: 'ヒラギノ角ゴ Pro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', メイリオ, Meiryo, 'MS Pゴシック', sans-serif; font-size: 14px; line-height: 23.8px;"> 18日に、業界によると、LGディスプレーは小米にLG電子のスマートフォン用OLEDディスプレイを供給することにした。LGディスプレーは、製品開発に着手し、早ければ第2四半期末から小米にはじめて納品する。 供給される製品は、フレキシブルディスプレイである。両側面が曲がっ形である伝えられた。サムスンディスプレイ、サムスン電子が商用化したデュアルエッジディスプレイと同様な形状と予想される。 納品は小米からだが、主なターゲットはLG電子である。小米よりLG電子の供給量が多くなるという。 LG電子の下半期戦略スマートフォン「Vシリーズ」の搭載が有力である。Vシリーズは、9月または10月に発売されるモデルである。LG電子のスマートフォンのうち、性能と機能が最も優れたフラッグシップスマートフォンである。 LGディスプレーが複数のスマートフォンメーカーにほぼ同時にOLEDを供給するのは異例だ。 LGディスプレーは、画面が上下に曲がっLG電子「Gフレックス」シリーズのフレキシブルOLEDを搭載したことがあるが、LG電子の代表モデルではなく、生産数量も少ない。 業界では、LGディスプレーのOLED生産が円滑でないと推察していた。 シャオミとLG電子への供給は、これまでの問題の改善に成功したことはないかという解釈を生んでいる。 歩留まりや品質など、生産性を引き上げたため、複数のスマートフォンメーカーとの供給契約を結んだのである。 実際にLGディスプレーはスマートフォン用OLED事業に力を入れている。 現在月2万2,000枚規模の第4世代フレキシブルOLED生産ラインを備えているLGディスプレーは慶北亀尾に6世代OLEDライン(E5)を作っている。E5ラインは、第2四半期末で3分の1が稼動する予定である。このラインが完成すると、規模が3万7,000枚に増える。新設ラインでシャオミ向けとLG電子向けの量が生産されることが予想される。 LGディスプレーは、これまでTV用の大型OLEDに注力した。しかしその間にスマートフォン用OLED市場が急速に成長した。液晶(LCD)を使用していたアップルもOLEDに転じた。LGディスプレーはアップルのiPhoneにLCDを10年以上供給した。LGディスプレーとしてスマートフォンOLED市場取り組みが急がれる状況である。シャオミとLG電子へのOLEDの供給は、LGディスプレーの中小型OLED事業に重要な試金石になると予想される。シャオミとLG電子で成果を出せば、AppleとiPhone用のOLED供給交渉も波に乗ることができる。 LGディスプレーの関係者は、シャオミ、LG電子への供給と関連して「顧客情報については確認を与えることができない」と述べた。