LGディスプレイが、中国テレビ業界で1位のハイセンスに有機ELパネル供給


2018.06.10 ET News

 

LGディスプレーが第2四半期から、中国TV 1位のハイセンスに有機EL(OLED)パネルを供給する。今年のワールドカップとアジア大会などの大型スポーツイベントのおかげで、OLED TV販売が急増すると期待される。 

 

10日、業界によると、LGディスプレーは、中国ハイセンスに、今年第2四半期からOLED TV用ディスプレイパネルの供給を開始したことが分かった。 

 

ハンサンボムLGディスプレー代表は、今年初めに米ラスベガスで開かれた世界最大の家電・IT展示会「CES 2018」でハイセンス展示場を直接訪れて供給契約を結んだことを示唆した。 

 

ハイセンスは昨年、世界2000ドル以上のプレミアムTV市場で15%のシェアを記録し、中国企業でトップに立った。早ければ第3四半期にOLED TVの新製品を正式に発表すると伝えられた。 

 

中国内のLCD TV市場で1位を占めたハイセンスがOLED TV市場に本格的に進出する場合、LGディスプレーパネルの需要が増えるのはもちろん、販売単価の上昇の要因になるというのが専門家たちの分析だ。 

 

特に、LG電子を筆頭にパナソニック、チャンホン、スカイワース、ルェベ、フィリップス、ソニー、東芝、コンカなどに続き、今年にはシャープとハイセンスがOLED TV陣営に続々と合流しTV用大型OLEDパネル市場は徐々に拡大されている面である。

 

市場調査会社であるIHSによると、今年第1四半期の全世界OLED TV出荷量は60万2000台で、昨年の同じ期間(28万7000台)の2倍以上に増えた。

 

業界では、ロシアのワールドカップとジャカルタ-パレンバンアジア大会などの大型スポーツイベントが続く今年OLED TVの出荷量は、年末まで増加すると予想した。