2017.02.06 ET News 坡州のP10ラインの来年の2期分を完工…ヤスと蒸着装置の共同開発中 LGディスプレイが京畿道坡州に世界最大の基板サイズである第10世代の有機EL(OLED) 生産ラインを建設する。 10世代ラインを稼動すれば、 OLED 生産単価が大幅に下がって、大型 OLED TV 普及が進むと見込まれる。 6日業界によれば 、LGディスプレイは現在建設されている坡州 P10 工場を 10世代 OLED 生産ラインで構築することにした。 韓国の製造装置の企業ヤスと共同で、10世代用 OLED 蒸着装備を開発していることも伝わった。 <lgディスプレイが 2018年="" 2分期完工を目標に坡州に建設中の="" p10.="" (写真="電子新聞DB)" style="color: rgb(51, 51, 51); font-family: 'ヒラギノ角ゴ Pro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', メイリオ, Meiryo, 'MS Pゴシック', sans-serif; font-size: 14px; line-height: 23.8px;"> ヤスは LGディスプレイに量産用第8世代 OLED 蒸着装置を供給した。 8世代で積んだ経験を土台に、10世代用装置の開発を加速している。 LGディスプレイは坡州に建設されている P10を来年 2分期まで完工する。 第6世代 OLED 1個生産ライン構築に約 1兆ウォンが投資されることを勘案すれば、これから 3兆ウォン以上が P10に投入される。 P10では未来ディスプレイ市場に対応する大型 OLEDと中小型フレキシブル OLEDを量産すると見られている。 LGディスプレイは 10世代級 OLEDだけでなく 10世代級 LCD 投資も検討した。 最大の競争相手の三星ディスプレイが、早目に中小型 6世代フレキシブル OLEDに投資を集中したことと相反する。 10世代への投資は初めであるので、製造技術が安定した LCD を先に投資した後これを OLED ラインで切り替える方案を検討した。 超大型 LCDに投資してから OLEDで切り替えるのに莫大な費用と時間がかかることは、短所として指摘された。 生産技術方式が異なるので、10世代 LCD ラインを OLEDに切り替えても、大型 OLEDで発生する新しい技術課題に別途対応をしなければならないからである。 LGディスプレイが 10世代 OLED 投資を決めたことには、自信感も一役した。 LGディスプレイは去年 4分期基準で 55インチ基準のHD パネルに引き続き、高画質(UHD) パネルでもゴールデン収率を果たした。 ゴールデン収率は通常 80% 以上の歩留りを意味する。 LGディスプレイは去年 2分期から大型 OLED パネル事業でエビータ(EBITDA、法人税・利子・減価償却費差引の前営業利益) 黒字を記録した。 業界は来年から LGディスプレイが大型 OLED パネル事業で営業黒字を出すと予測した。 今年にパネル生産能力を拡大すれば、高い水準の収率を確保した状況で製造量が増えるから、利益幅がもっと大きくなる。 LGディスプレイ関係者は “ヤスに 10世代 OLED 蒸着装置を依頼したが、P10 への投資設備はまだ定めていない。今年の上半期の中に最終的に決まること”と伝えた。