LGディスプレイ、OLED TVパネル価格を引き上げ... OLED事業は5年ぶりに黒字達成


2018.09.26 ET News

 

LGディスプレーが有機EL(OLED)TVパネルの価格を小幅引き上げた。TVメーカーの需要が大きく増えているからだ。パネル価格の上昇に支えられ、LGディスプレーOLED事業は5年ぶりに黒字転換をすることが予想される。 

 

26日、業界によると、LGディスプレーは第2四半期にOLED TVパネルの価格を引き上げた。全供給量の80%以上を占めるLG電子TV用パネルの価格も引き上げたことが分かった。市場調査会社IHSマキトはLGディスプレーが第2四半期OLED TVパネルの価格を55インチから77インチに渡って平均2.5%引き上げたと集計した。

 

これにより、平均供給価格が695.50ドルで712.50ドルに上方修正された。 業界では、第3四半期と第4四半期にかけて、LGディスプレーが一回よりパネルの価格を引き上げることができると予想した。2〜3%程度の値上げを予想した。 

 

これまでOLED TVパネルの価格が急速に下落し、セット価格も低くなっただけLGディスプレーが収益性を高めるために小幅引き上げを断行するとみられる。OLED TV市場の需要が増え、TVメーカーがパネル購買量を増やすことも役立っている。 実際にOLED TVパネル供給いく昨年初め800ドル以上形成されたが、持続下落し600ドル台後半まで進入、フロップを形成した。OLED TVパネルの価格を引き上げた場合、LGディスプレーは、この事業部門の黒字転換の時期を繰り上げ、黒字幅をより広げることができるようになる。 

 

業界では、今年第3四半期に、LGディスプレーがOLED TVパネル事業部門で史上初の黒字を達成すると予想した。パネルの価格を引き上げた場合、下半期は事業部門で黒字幅が大きくなることができる。LCD事業回復幅が緩やかな状況で大型OLED事業の黒字幅が増えれば、年間の赤字幅も減少する。 

 

業界関係者は「これまでLG電子がソニーなど、他のTVメーカーよりも低価格で、LGディスプレーから大型OLEDを受給してきた」とし「LGディスプレーパネルの価格を引き上げながら、ある程度価格のバランスも合わせているようだ」と話した。 別の関係者は、「LGディスプレーが世界で唯一の大型OLEDパネルを供給しているだけにセット価格を下げて、より多くの消費者を引き寄せながらも、この事業で最大限の利益を取る戦略を続けて絞ること」とし「来年下半期稼動する中国の工場は検証された量産技術として出発するだけ減価償却期間も短く、今後の利益幅が大きくなることがある」と分析した。