2023/08/25 UBIリサーチ
23日、釜山ベクスコで開催された「IMID 2023」で、LGディスプレイのキム・ビョングオート事業グループ長は「Discovering the Best Automotive Display Solution for Tomorrow」をテーマに基調演説を行った。
キムグループ長は「電気自動車市場は現在1,500万台から年間18%成長し、2030年には年5,000万台市場を成し遂げるものと見込まれる」と発表した。また「自動車用ディスプレイ市場は年間10%成長し、2030年には120億ドル市場を達成する見通しであり、特に自動車用OLED市場は年間28%の高い成長率を示すだろう」と展望した。
車両に搭載されるディスプレイの数は毎年増加しており、サイズは毎年大きくなっている。キムグループ長は「車両に搭載されるディスプレイ数は毎年増加し、2030年までに平均2.3個のディスプレイが搭載され、平均サイズは15インチ以上になる見通し」と述べ、「数年以内に50インチ以上の車両用大型OLEDを製作する」と言及した。
続いてキムグループ長はジェネシスとベンツ、GM、ボルボ、ジャガーなどLGディスプレイのtandem OLED顧客会社を公開した。キムグループ長は二重現代車のジェネシスを強調し、「現代車グループと2年間開発協力を進め、近いうちにLGディスプレイのtandem OLEDが搭載されたジェネシスが登場するだろう」と強調した。
最後にキムグループ長は「LGディスプレイは継続的な顧客価値の実現と未来技術基盤の良質の受注をもとに、a-si LCDを除く2026年の自動車用ディスプレイ市場で50%以上のシェア、自動車用OLEDディスプレイ市場では60%以上のシェアを占めるだろう」と強調して発表を終えた。