2017年1月13日 UBIリサーチ 世界最大の電子展示会CES2017で、次世代TVではサムスン電子主導のQLED TVとLG電子主導のOLED TVの競争が激化し、主要テレビメーカーがLCDからOLEDに重心を移して、OLED TV陣営の優勢がますます強くなった。 今回のCES2017で、サムスン電子は、前年度のSUHD代わりQLEDという名前の新製品を発表しました。しかし、サムスン電子で展示したQLED TVは自己発光素子ではなく、既存のLCDに色再現率を向上させるためにquantum dotを利用した方式である。 一方、OLED TVリーダーであるLG電子は、「LG signature OLED TV W」披露し、Technicolor社の色彩技術を加えて鮮やかな画像を見せてくれた。また、その中にLCD TVでプレミアム市場に対応したSonyが最初に販売を目的とし4K HDR TVの「BRAVIA OLED」A1E seriesを公開した。今回発表したOLED TV A1Eシリーズは、800万個の自己発光画素で、OLED特有のコントラスト比と優れた色再現率、広い視野角を披露し、スクリーン自体が音を出す「Acoustic Surface」技術を初めて商用化し、大きな注目を集めた。 昨年のCES 2016で、QD-LCD TVは韓国のサムスン電子と中国のHisense、TCL、Konkaなど4つのメーカーが展示し、OLED TVは韓国のLG電子と日本のPanasonic、中国のSkyworth、Konka、Haier、 Changhongなど6つの企業が展示した。一方、CES 2017でQD-LCD TVは韓国のサムスン電子と中国のHisense、TCL、Haier、Le Eco、Pandaなど6つの企業が展示し、OLED TVは昨年から一層多くなって韓国のLG電子と日本のSony 、Panasonic、中国のSkyworth、Konka、Changhongと欧州メーカーだトルコのVestel、ドイツのLoeweとGrundig 、デンマークのBang&Olufsen、オランダのPhilipsなど11社で展示した。 このようにCES 2017でQD-LCD TV陣営に比べてOLED TV陣営の参加企業数が6社から11社と、目に見えて増加した。今後プレミアムTV市場でOLED TVがシェアを拡大し、市場をリードすると予測される。