APシステム、第3四半期営業利益818%増


2018.11.12 ET News

 

半導体・ディスプレイ製造装置メーカのAPシステム(代表キム・ヨンジュ)は、第3四半期業績集計の結果が売上2195億ウォン、営業利益192億ウォンを達成したと12日、明らかにした。前年同期比では売上高は11%減少し、営業利益は818%増加した。 

 

第3四半期累計ベースでの売上高と営業利益は前年同期比でそれぞれ27%、12%減少したが、営業利益率は5.9%から7.1%に増加した。最近の前工程装置の投資の遅延など、市場が低迷して関連企業が業績と収益性の両方で不振であることを勘案すれば、異例のことだ。 

 

APシステムは、昨年にOLEDラミネート装置を大規模に供給したので売上高が大きく成長した。一方、装置の操作立ち上げ人員と人件費が急速に増加して、営業利益が急減した。それ以後にラミネート装置が安定的に稼動し、顧客の多様化などを行わ営業利益率を徐々に回復した。

 

APシステムは、今年の業績好調が、中国の製造装置の販売の増加に起因したと説明した。レーザー結晶化(ELA)、レーザーリフトオフ(LLO)、封止などの製造装置の輸出が増加して実績の成長を導いた。 

 

同社の関係者は、「今年のディスプレイ後工程の企業が、マイナス成長に直面しており、この端境期を上手く乗り超えることが当面の課題」とし「収益性の確保に、より焦点を当てている」と説明した。