2022年に発売されたOLEDスマートフォン、ノッチが減ってパンチホールが増えた


2022年10月4日 UBIリサーチ

 

2022年に発売されたOLEDスマートフォンのうち、notchとnarrow bezelデザインが適用されたスマートフォンのシェアが2021年比でそれぞれ6.1%、1.9%ずつ減少した。

 

2022年9月まで発売されたOLEDスマートフォン全171種のうち、パンチホールデザインが145種、notchが13種、narrow bezelが8種、UPC(Under panel camera)が5種発売された。OLEDスマートフォン全体の発売製品数は2021年と同様の流れだが、notchとnarrow bezelのデザインは2021年に比べて半分に近い数だ。一方、パンチホールデザインが適用されたスマートフォンのシェアは2021年比で8.3%増加し、84.8%のシェアを占めた。

 

特にAppleでは、iPhone 14 proとpro maxモデルに既存に適用していたnotchの代わりにパンチホールデザインを適用した。サムスン電子とAppleの影響で、今後のパンチホールデザインが主流技術として位置づけられる。

 

サイズは6.4x~6.7xインチ台のスマートフォンが145種で84.8%のシェアを占めた。その他7インチ台の製品が4個、8インチ台製品が3個、5インチ台製品が1個が発売され、7インチ以上製品はすべてフォルダブルフォンだった。

 

解像度別には300ppi台製品が78種、400ppi台製品が80種発売され、2021年比300ppi台製品のシェアが7.1%増加し、400ppi台製品のシェアが4.5%減少した。500ppi台以上の製品は13種発売され、解像度が最も高い製品はソニーの「Xperia 1 IV」で643ppiだった。

 

第3四半期に比べて発売製品数が少ない第4四半期の特性上、2022年のOLEDスマートフォン発売製品は2021年の226台とほぼ同数かやや少ないと見込まれる。