2019.12.10 ET News
来年の世界ディスプレイ製造装置の投資割合では、中国のシェアが今年の92%から84%に減って、韓国は5%から16%に増加するという見通しが出た。
市場調査企業のDSCCは、来年に中国で多数のディスプレイ投資プロジェクトの規模が減少したり、遅延するので、液晶(LCD)製造装置の投資規模が縮小され、有機EL(OLED)装置投資は増加が予想されるとした。
来年の中国のHKC H4プロジェクトは、フォックスコン子会社SIO(堺SIOインターナショナル)の広州工場構築プロジェクト、BOE 10.5世代のB17工場、チャイナスターT7などの主要なLCD投資計画が遅れたり、減少すると予測した。これにより、当初予想したLCD装置の投資規模が45%減少すると分析した。
来年LCD製造装備の投資は56億ドルで、ディスプレイ産業全体の投資の35%になると予想した。一方、OLED製造装置は104億ドルで65%である。
パネルメーカー別の装置の投資見通しは、中国HKCとVisionoxが各17%、チャイナスターが15%を占めると予想された。続いてBOEとサムスンディスプレイが各14%の支出と予測された。
ディスプレイ全体の装置投資で、中国のシェアは今年92%だったが、来年に84%に減少すると分析された。一方、韓国は今年5%から来年16%の増加が予想される。