2025年02月06日 Cellid株式会社
量産体制の強化と新製品の市場投入を加速させ、ARグラスの普及促進を目指す
次世代デバイスのARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を手がけるCellid株式会社(読み方:セリッド、本社:東京都港区、代表取締役CEO:白神賢、以下、Cellidおよび当社)は、株式会社日本政策投資銀行をリード・インベスターとして、モアマネジメント株式会社、15th Rock株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、京セラ株式会社とグローバル・ブレイン株式会社が共同で設立したCVCファンドを引受先とした第三者割当増資により、総額20億円の資金調達を実施したことをお知らせします。この度の調達により累計調達額は約52億円となります。
Cellidは、ARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を主軸とした事業を展開しています。特に、世界最大級の広視野かつ軽量のウェイブガイドの開発・設計においては業界最先端の技術を誇り、プラスチック製でフルカラー映像を映し出せる技術開発に世界で初めて成功しています。
昨年11月には、光学シースルーディスプレイ方式のウェイブガイドを採用したメガネタイプのARグラスのリファレンスデザイン(検証用モデル)を発表しました。当社独自のウェイブガイドを採用することで、通常のメガネと変わらないデザイン、軽量化(約58g)に成功し、従来のヘッドマウントディスプレイ型に比べ、日常的に長時間使用しても疲れにくい装着感を実現しています。
今回の資金調達により、ウェイブガイドだけでなく、マイクロプロジェクターなど、ARグラスのキーコンポーネントとなる製品やリファレンスデザインのラインナップ強化やリファレンスデザインを活用したユースケース開発の促進をするとともに、量産体制を強化することで当社製品の市場投入を加速させます。