サムスンディスプレイ、クアルコム「スナップドラゴン・コックピット」デモに車載用OLEDディスプレイを供給


2025年2月4日 The Elec

 

サムスンディスプレイは2月4日、クアルコムと「スナップドラゴン・コックピット」のデモキット(CEDP: Cockpit Experience Development Platform)向けに有機EL(OLED)を供給する業務協約(MOU)を締結したと発表した。

 

スナップドラゴン・コックピットとは?

スナップドラゴン・コックピットは、クアルコムが提供する車両向けの統合型コックピットソリューションであり、同社が2021年に開始した「スナップドラゴン・デジタル・シャシー」事業の一環として展開されている。

 

サムスンディスプレイは、1月に開催されたCESで、34インチ 6K(6008×934)ワイドOLEDを搭載したクアルコムのスナップドラゴン・コックピット・デモキットを公開した。(資料:サムスンディスプレイ)
サムスンディスプレイは、1月に開催されたCESで、34インチ 6K(6008×934)ワイドOLEDを搭載したクアルコムのスナップドラゴン・コックピット・デモキットを公開した。(資料:サムスンディスプレイ)

 

サムスンディスプレイは、34インチ 6K(6008×934)ワイドOLEDを供給し、スナップドラゴン・コックピットの AIグラフィックス、インフォテインメント(情報・娯楽システム)、自動運転情報 などの車両ソフトウェアのビジュアル表現をサポートした。

 

今後の展開

サムスンディスプレイは、クアルコムと協力し、世界中の自動車メーカーや車載機器メーカーに対して、OLEDの高画質、高輝度、低消費電力といった特長をアピールしていく計画だ。

 

サムスンディスプレイのイ・ホジュン(李浩中)副社長(中小型商品企画担当)は、

「自動運転、インフォテインメント、車載ソフトウェアの視覚化において、ディスプレイの重要性がますます高まっている」と述べた。