SEGYUNG HITECH(セギョンハイテック)、核心的な成長論理は依然として有効


2025年3月28日 興国証券

 

興国証券は28日、韓国のセギョンハイテック(148150)に関して「核心的な成長論理は依然として有効」と評価し、投資意見を「BUY(買い)」とした新規レポートを発行し、目標株価を9,500ウォンと提示した。前日の終値基準で見ると、目標株価に対する上昇余地は33.4%と解釈できる。

 

◆SEGYUNG HITECH(セギョンハイテック) レポートの主な内容

 

興国証券はセギョンハイテック(148150)について、「2024年の連結基準年間売上高は3,203億ウォン(前年比+5.2%)、営業利益は315億ウォン(前年比-13.0%)を記録した。昨年の成長の主な原動力であったPLフィルムとOCAフィルムは、SET(完成品)需要の低迷の影響でやや低調な成果となった。しかし、同社の独自技術を基盤とした新規フォルダブル(折りたたみ式)顧客の獲得およびOLED採用デバイスの拡大による売上成長の論理は依然として有効である。SETの需要回復は引き続き遅れているが、

 

1)新規フォルダブル顧客の確保、

2)OLED採用デバイスの拡大、

3)セスマット(CESMET)売上の実現、

 

という3つの核心的な成長論理は変わらず有効である。

 

同社のPLフィルムの成長論理は、既存のエンドユーザー向けの数量拡大ではなく、新規エンドユーザー向けの数量確保による売上拡大が重要となる。グローバルトップティア(最上位)レベルの光学フィルム分野での顧客企業の市場地位を考慮すると、現時点でも有効な成長論理と判断できる。そのため、2026年から本格的な売上拡大が期待される。さらに、タブレットやノートパソコンの製品群でOLED搭載が増加するにつれて、同社のOCAフィルムの出荷量も引き続き増加すると予想される。」と分析した。