DS Neolux は、第3四半期の累計売上高が前年同期比26%増加


2024.11.13 The Elec

 

DS Neolux(徳山ネオルックス)は、今年の3四半期累計売上が前年同期比26%増の1,601億ウォンに達したと13日に発表しました。営業利益は同期間で35%増の329億ウォン、営業利益率は21%となっています。

 

3四半期単独の売上は549億ウォン、営業利益は126億ウォンで、前年同期比で売上は17%、営業利益は3%増加しました。3四半期は、サムスンディスプレイが生産するAppleのiPhone向け有機EL(OLED)の出荷が増える時期にあたり、サムスン電子の折りたたみ式スマホ用OLEDも生産しています。

 

2020年第1四半期から2024年第3四半期までの間で四半期売上が500億ウォンを超えたのは今年の3四半期が4回目で、金額では2021年3四半期(586億ウォン)に次いで今回の3四半期(549億ウォン)が2番目に多い数字です。

 

徳山ネオルックスは今年の3四半期に量産供給したOLED有機材料の品目が増えたと推定されています。これは3四半期全体のスマートフォンOLED出荷量が大きく変わらなかったためです。

 

同社はOLED材料の中でも、ホール輸送層(HTL)、レッドホスト、レッドプライム、グリーンプライムなどを主力製品として生産しています。2021年からはブラックPDL(ピクセル定義膜)を世界で初めて量産し、サムスンディスプレイに供給しています。

 

去る1日、徳山グループ(徳山ホールディングス系列)の2025年定期役員人事において、李洙勲(イ・スフン)会長が徳山ハイメタルと徳山ネオルックスの共同代表に再任されました。昨年12月の李洙勲会長就任後、徳山グループと徳山産業系列は分離されました。

 

その際、徳山グループは「徳山ネオルックスは徳山テコピアからのOLED中間材の購入を減らすなど、系列間の独自経営を強化している」と発表しました。徳山テコピアは、徳山グループ創業者である李準鎬(イ・ジュンホ)名誉会長の次男である李洙完(イ・スワン)会長が率いる徳山産業系列の企業です。一方、徳山グループ会長である李洙勲氏は李準鎬名誉会長の長男です。