2025年1月8日 EET China

1月7日（現地時間）、第58回国際家電見本市（CES 2025）がラスベガスで開幕しました。CES 2025は、世界の消費者向け電子技術や製品の発展をリードする国際的なテクノロジーイベントとして、世界中の電子および科学技術分野のトップ企業が多数出展しています。

今回の展示会で、TCL華星はテレビ、車載ディスプレイ、モニター、ノートパソコン、タブレット、スマートフォン、VRなど、さまざまなディスプレイ分野の注目製品を展示しました。「中国のディスプレイ革新の力」として世界の認識を刷新し、印刷OLEDの最先端技術成果、最新の車載ディスプレイ技術製品、そして先進的なディスプレイ技術ブランド「APEX」を公開し、業界の注目を集めました。これにより、TCL華星がディスプレイ業界の未来動向に対して深い理解と先見的な戦略を有していることが示されました。

TCL華星が重点的に取り組む印刷OLED技術は、ディスプレイ業界において中国企業が初めて世界をリードして商用段階に進めた技術であり、TCL華星がグローバルなディスプレイエコシステムで徐々に優位性を高めていることを示しています。現在、TCL華星は印刷OLED分野の特許総数で世界1位を誇り、さまざまなサイズや形態の印刷OLED試作機を開発しており、ノートブック（NB）、モニター（MNT）、テレビ（TV）など複数のシナリオをカバーしています。印刷OLEDの量産および商用化が進むにつれ、TCL華星は医療用ディスプレイでの試験運用を皮切りに、高級ディスプレイや主流ノートブックへと拡大し、中型サイズの製品でのOLED普及を目指しています。これにより、消費市場でのシェア向上が期待されています。

今回の展示会では、TCL華星が印刷OLED技術を搭載した複数の革新的な製品を展示し、印刷OLED分野での技術革新の成果と商業的価値を十分にアピールしました。

TCL華星の初の量産型印刷OLED 4Kプロフェッショナルディスプレイは、高解像度、先進的な製造技術、卓越した性能を兼ね備えた高級プロフェッショナルユーザー向けのデスクトップディスプレイとして最適です。この製品は21.6インチの4K高解像度設計を採用し、G5.5世代の印刷OLED量産ラインとp-LTPS技術を搭載。画面性能を向上させると同時に、ブルーライト放射を低減し、ユーザーの視力健康を効果的に保護します。さらに、色彩表現も優れており、DCI-P3色域カバー率は99%以上を実現しています。この製品は現在、高級医療用ディスプレイ分野で最初に採用されており、TCL華星の印刷OLED技術を市場に送り出す初の量産製品となっています。

会場では、世界最高輝度を誇る印刷型QD-ELノートパソコン用ディスプレイも展示されました。このディスプレイは高効率の印刷用量子ドット発光材料を採用しており、解像度は240PPIに達し、高精度なインクジェット印刷技術の突破を実現しました。これにより、色純度と輝度が大幅に向上しただけでなく、優れた視野角性能も確保されています。また、BT2020色域のカバー率は85%を超え、画面の色彩がより豊かで繊細になりました。30Hzから120Hzまで対応するVRR（可変リフレッシュレート）により、滑らかで快適な視聴体験を提供します。

この製品は、高精度インクジェット印刷技術における重要な突破であり、TCL華星の印刷OLED技術の次世代進化に向けたものです。印刷OLEDの発光層を量子ドット材料に置き換えることで、印刷OLED製品の技術性能をさらなる高みへと引き上げることを目指しています。

また、会場で展示された27インチ4K印刷OLEDディスプレイも注目に値します。この製品は4Kの超高精細な画質を備え、ストライプ型RGBピクセル配列技術を採用しており、映像表示がより精密で、色彩がさらに純粋で正確です。また、Adobe、DCI-P3、BT2020に対応しており、色彩が豊かでリアルに再現されます。120Hzの高リフレッシュレートにより、映像の切り替えがスムーズで、動きのあるシーンでも遅延やカクつきが一切なく、視聴やゲームの体験が格段に向上します。独自の3辺ベゼルレス設計により、画面占有率が大幅に向上し、広大で圧倒的な視覚体験を提供します。プロフェッショナルなグラフィックデザインやデータ分析、日常のオフィス業務やエンターテインメントのいずれの用途にも、ユーザーに究極の視覚体験をもたらします。