AMOLEDディスプレイプロジェクトが揚州でスタート、60億元の投資


2024.07.24 彪彪テクノロジーインサイト

 

新華日報によると、7月22日、揚州市江都ハイテクパークに位置する省の重要産業プロジェクトである、和熠AMOLED高級ディスプレイモジュールプロジェクトの最初のフレキシブルOLED向けプロセス装置の搬入式が行われ、プロジェクトの稼働がカウントダウンに入りました。このプロジェクトの総投資額は60億元で、中小サイズの高級ディスプレイ市場に特化しています。全て完成し生産開始後、年間7000万枚の高級ディスプレイモジュールを生産でき、年間売上高が125億元増加する見込みです。このプロジェクトは8月中旬に稼働を開始し、9月上旬に量産を実現する予定です。

 

2023年12月1日、和熠AMOLED高級ディスプレイモジュールプロジェクトの起工式が行われました。和熠光顕の情報によると、和熠AMOLED高級ディスプレイモジュールプロジェクトの総投資額は約50億元、敷地面積は249エーカー、建築面積は15.3万平方メートル、工場面積は8.7万平方メートルです。プロジェクトの建設後、年間生産能力7000万枚、年間生産額125億元を達成する見込みです。

 

和熠光顕は、和輝光電(EDO)および深圳睿盈鸿易が戦略的協力を深化し、揚州市委市政府および江都区委区政府の強力な支援を受けて設立された大型現代AMOLEDモジュール生産工場です。プロジェクトの建設後、和輝光電の市場シェアを大幅に向上させ、市場地位を強化し、競争力を高めることができます。

 

和輝光電は、高解像度AMOLED半導体ディスプレイパネルの研究開発、生産および販売に注力しており、製品は主にスマートフォン、スマートウェアラブル、タブレット/ノートパソコンなどの消費者向けエレクトロニクス製品に使用されています。また、車載ディスプレイ、航空機搭載ディスプレイ、デスクトップディスプレイ、スマートホームディスプレイ、産業用ディスプレイなどの分野に適したAMOLED半導体ディスプレイパネル製品の研究開発および生産にも取り組んでいます。しかし、近年の大幅な赤字に直面しているため、和輝光電は自動車やPCなどの分野のビジネスに力を入れ、新製品の研究開発を通じて収益状況を改善しようとしています。