QNEDの完成度は 2年以内に量産可能な技術


2021年6月26日 UBIリサーチ

 

サムスンディスプレイが中小型に続いて大型ディスプレイ事業でも技術格差広げるに乗り出した。次期パネルのQD-OLED(量子ドットの有機EL)の試作品の量産を控えた中で、QNED(量子ドットナノ発光ダイオード)も注目すべき技術開発の成果を達成したようである。

 

26日、市場調査会社UBIリサーチによると、サムスンディスプレイは、今月まで160件のQNED関連特許を出願した。昨年10月までに、サムスンディスプレイは94件のQNED関連特許を出願したが、約8ヶ月で66件の特許が追加で出願された。

 

160件のQNED関連特許を分析した結果、3T1Cに関する特許と駆動方式が詳しく説明された特許が発見された。また、QDCF層を構成している各種の要素が記述されている特許が公開された。

 

160件の特許の分析を通しQNEDの構造がより明確に明らかになった。QNED製造の核心技術であるnano-rod LED整列技術を含む製造技術と駆動方式の完成度が非常に高いと思われる。

 

各特許の内容を出願の目的に応じて分類した結果、合計39種類が出ており、nano-rod LED整列に関連した内容が49件で最も多かった。次は、光効率を向上させるための内容が20件だった。

 

特許の内容に基づいて考えると、QNED技術が2年以内に商用化が可能なほど開発が進んでいると推定される。