「2021年中大型OLEDディスプレイ半期報告書」を発刊、上半期の中大型OLEDパネルの出荷量は千万台突破、中型OLED向けの8.5Gライン投資も計画


2021年10月15日 UBIリサーチ

 

スマートフォン市場の成長停滞の中で、OLEDディスプレイのスマートフォンも成長が停滞している。こうした中で、中大型OLEDパネル市場は今年から市場の拡大が本格化し、OLEDの新たな市場として注目され始めた

 

UBIリサーチが発行した「2021年中大型OLEDディスプレイ半期報告書」によると、2021年上半期に販売されたIT用(tablet PC、notebook、monitor)OLEDとTV用OLED出荷量は、初めて千万台を突破して1029万台の実績を記録した。

 

今年上半期のIT用、TV用OLEDの売上高は290億ドルで、前年同期の138.6億ドルに比べて2倍以上の成長を記録した。

 

IT用OLED市場の成長に支えられ、サムスンディスプレイはtablet PCとnotebook用OLED生産量を増加させるために、A2リジッドOLEDラインのスマートフォン用パネルの生産キャパをIT用に徐々に変更している。下半期には40〜50KのA2ラインがIT用OLED生産に投入される見通しだ。また、AppleのiPad用OLED生産も年末から予想されており、2022年は、IT用OLED市場の爆発的な成長が予想されている。このような傾向に対応するため、サムスンディスプレイは、IT向けの8.5G基板の新ライン投資を急いでいる。

 

LGディスプレーもIT用OLED市場を確保するために、坡州に6Gライン投資を確定した。

 

OLED TV市場は想像以上のスピードで急膨張している。昨年上半期には126万台に出荷だったが、今年上半期は340万台を記録している。下半期にはブラックフライデーがあり、上半期より出荷量がさらに増えるものと予想される。

 

 今回発刊した「2021年中大型OLEDディスプレイ半期報告書」は、2022年OLED事業を企画するための重要なガイドラインとなるものである。

 

「2021年中大型OLEDディスプレイ半期報告書」は、日本語のPDF版(ページ数は105ページ)で販売します。シングルユーザ―版の価格は税別で38.5万円です。マルチユーザ―版が税別57.7万円です。販売は分析工房が行い、メールでUBIリサーチから納品します。納品書と請求書は分析工房から郵送でお届けします。

 

 1) シングルユーザ―は3名まで購読が可能で、PDFファイルは印刷とファイルcopyは不可能

 2) マルチユーザ―は全社購読が可能で、PDFファイルは印刷とファイルcopyは可能

 


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