2022年2月21日 UBIリサーチ
UBIリサーチで四半期ごとに発刊する「1Q22 Small OLED Display Market Track」によると、2021年の小型OLED Display(10インチ以下Watch、Smartphone、Foldable phoneなど)の出荷量は7.46億台と昨年の5.55億台に比べて34.4%上昇した。昨年に比べ出荷量が上昇した理由はアップルのiPhone12。iPhone13の販売増加とギャラクシーZフォールド3とフリップ3フォンの予想外の販売好調の影響と見られる。
2021年の小型OLED売上高は381億ドルで、昨年265億ドルに比べ43.9%上昇した。
応用製品別はWatch、Smartphone、Foldable phoneに区分した。フォルダブルフォンは2019年から本格的に増加傾向に上がってきており、2021年フォルダブルフォンの市場は千万個を超えて全体の小型ディスプレイの1.4%を占めた。毎年増加傾向を見せ、2026年に約1億台を突破し、全体の小型ディスプレイの9.7%を占めると予測した。
「1Q 2022、Small OLED Display Market Track」は、10インチ以下の小型OLEDディスプレイのOLED生産キャパ現況を分析し、主要パネルメーカー別、国別、世代別、基板別、TFT技術別(LTPO、LTPS)、アプリケーション製品別(Watch、Smartphone、Foldable phone)など四半期別売上高と出荷量市場を調査した。
また、アプリケーション別ASPとOLED需要/供給を分析し、2026年までに予測した小型OLEDディスプレイの市場展望資料をExcelで提供する。