○2022年12月5日 UBIリサーチのweekly reportより
モバイル用OLEDを構成する基板とTFT、封止材、タッチセンサー、接着剤、カバーウィンドウ等の主要部品19種を予測した「4Q22 AMOLED Materials and Components Market Track」で、2023年の市場規模は139億1000万ドルと推定された。部品素材市場は今後、年平均4.6%で成長し2027年には167億3000万ドルに達するものと予想される。
基板別にはflexible OLED向けがが80%以上の占有率を持続的に維持した後、2025年から90%以上の占有率を占めるようになると予想される。
Rigid OLED用の部品素材市場は2023年18億9000万ドルから2027年10億7000万ドルに年平均13.5%減少すると予想される。これはrigid OLED出荷量の大多数を占めるサムスンディスプレイのrigid OLED出荷量が2023年1億3000万台から継続的に減少すると予想されるためだ。
Flexible OLEDとfoldable OLED用の部品素材市場は、2023年の120億2000万ドルから年平均7%で成長して2027年に166億6000万ドルに達すると予想される。 これはサムスンディスプレイが2027年に予想したfoldable OLEDの8000万台の出荷量を反映した数値だ。
国別に見ると、韓国の部品素材の購買額が市場占有率50%以上を継続的に占有すると予想される。韓国の部品素材の購買額は2023年の75億ドルから年平均3.2%の成長率で成長し、2027年には87億9000万ドルになると予想される。
中国は2027年に79億4000万ドルの部品素材購買額を記録し、年平均成長率は6.2%に達すると予想されている。