2023年3月6日 UBIリサーチ
2022年には世界的な経済悪化によりテレビ需要が下落し、世界中のテレビ出荷量も2億台前半にとどまったと分析された。LGディスプレイの場合、2022年初めにモニター用まで含めて最大1000万台以上のWOLEDの出荷目標を立てたが、実際には696万台であった。2021年の784万台から88万台下落した。また、TV向けにサムスンディスプレイからのQD-OLED出荷量は95万台を記録したと分析された。
2023年には経済状況が少しずつ回復すると予想されることから、LGディスプレイのTV用WOLED出荷量は760万台、サムスンディスプレイのQD-OLED出荷量は150万台になると見込まれる。
さらに、UBIリサーチはLGディスプレイのマイクロレンズアレイ(MLA)が適用された「OLED.EX」パネルが2023年から部分的に量産されると予想し、サムスンディスプレイのQD-OLEDの月産36Kのキャパは2023年下半期まで月41K 、2024年上半期まで月45Kになると予想した。