2023.07.28 UBIリサーチ

LGディスプレイが26日に行われた2023年第2四半期実績発表カンファレンスコールで、LGディスプレイCFOのSeong-Hyeon Kim(キム·ソンヒョン)が「パネル在庫調整が相当部分進行し、今年第4四半期黒字転換が予想される」と発表した。

昨年からテレビ、IT製品を中心に前方産業の強力な在庫調整が続き、サプライチェーンでのパネル在庫水準が低くなる中で、第2四半期にはOLEDテレビを含む中大型製品群のパネル購買需要が増えて出荷が拡大した。 前四半期対比出荷面積は11%、売上は7%増加した。

第2四半期の製品別販売比重は（売上基準）テレビ用パネルは24%、IT用パネルは（モニターとノート型パソコン、タブレットPCなど）42%、モバイル用パネルおよびその他製品は23%、車両用パネルは11%だ。

LGディスプレイは「受注型事業」中心の「事業構造高度化」を持続推進し、OLED事業の比重を拡大していく計画だ。大型および中小型全製品群でOLEDの比重と事業競争力も一層高めていく計画だ。 今年OLEDの全社売上比重は50%を超えるものとみられる。

中小型OLED部門では増設された生産能力を基盤でモバイル製品出荷の拡大のために努力する一方、IT OLED技術リーダーシップをより一層強固にし24年量産·供給体制を支障なく準備していく計画だ。 車両用(Auto)ディスプレイ事業は、Tandem OLEDおよびハイエンドLCDを網羅して多様で差別化された技術競争力を基に、売上と受注拡大に集中する計画だ。

LGディスプレイのキム·ソンヒョンCFOは「昨年から持続した前方産業の在庫調整が上半期を基点に相当部分進行されたと判断される」と言いながら「下半期には産業生態系全般の在庫健全性回復にともなうパネル購買需要の増加が期待され、モバイル製品出荷増加など受注型事業成果拡大に力づけられ第4四半期黒字転換を予想する」と明らかにした。

LGディスプレイは2023年第2四半期の実績で売上4兆7386億ウォン、営業損失8,815億ウォンを記録したと発表した。