2022年8月26日 UBIリサーチ
スマートフォンやテレビのプレミアム製品に使われるOLEDは、ノートパソコンやモニター分野にまで市場を広げている。
スマートフォンの進化が続いて、フォルダブルフォンの時代になった。また、UDC(under display camera)技術を採用し、カメラ穴がなくなったフルスクリーンディスプレイが誕生した。フォルダブルOLED及びフルスクリーンディスプレイを作るためには、OLEDを構成する様々な部品及び材料の特性改善と、OLEDパネル自体の構造変形が必要となった。
テレビ用大型OLEDでも様々な新しい技術が導入されている。ローラーブルディスプレイと高輝度テレビを作るための構造変形と高性能発光材料が使用されている。
さらに、人に優しく、利便性を向上させるために、OLEDは進化し続けている。
今回発刊した「2022 OLEDとQD-LED最新技術開発動向」報告書は、進化中のOLEDの現在の状況と今後の発展方向を知るために、最新技術動向をまとめた。
また、OLEDに続いて次世代ディスプレイ技術と呼ばれているQD-LEDに関する最新技術動向も、レポートに含めた。QD自体が発光するQD-LEDは、色域が広い自発光のディスプレイであり、さらに溶液プロセス(solution process)が可能なために、製造コストを削減でき、次世代ディスプレイとして期待が高まっている。
報告書は日本語で、214ページです。PDF-1 版を含む全ての報告書が、企業内の多数のユーザーにおいて、各自のパソコンで見れるようになりました。税引き価格は、
1)PDF-1 版(印刷・編集不可能):495.000円
2)PDF-2版(印刷・編集可能):619,000円
3)PPT(パワーポイント)版:804,000円
です。分析工房より販売しております。
目次
1. 低分子 OLED 材料······················································································ 5
1.1 蛍光材料
1.2 りん光材料
1.3 TADF
1.4 Hyperfluorescence
1.5 次世代発光材料の提案
1.6 AI による材料開発
1.7 Summary
2. White OLED+CF ······················································································ 40
2.1 Bottom-emission White OLED+CF 型
2.2 Top-emission White OLED+CF 型
2.3 White OLED+CF 方式の特性改善
3. OLED デバイス技術···················································································· 56
3.1 Transparent OLED
3.2 電極材料
3.3 偏光板
3.4 色度視野角依存性分析
3.5 広視野角化技術
3.6 Top emission での透明カソード
3.7 QD OLED
3.8 Rollable OLED Display
3.9 Invert OLED
3.10 車載用途に適した高温耐久性 OLED Display
3.11 Under Display Camera (UDC)
4. Solution Process OLED ············································································ 77
4.1 Solution Process OLEDの現状と課題
4.2 Solution Process用材料の開発状況
4.3 Solution Process用材料と低分子蒸着用材料の比較
4.4 Solution Process技術
4.5 Solution Processデバイス技術
4.6 Solution Processディスプレイ
5. 低分子蒸着技術························································································· 101
5.1 FMM蒸着の開発状況
5.2 蒸着条件が膜に与える影響
5.3 低分子蒸着OLEDの特性再現性
5.4 低分子蒸着膜のLithographyによるパターン化
5.5 量産用低分子蒸着システム
5.6 蒸発源内での材料劣化
5.7 低分子蒸着用超高精細マスク
6. 封止技術································································································· 122
6.1 薄膜封止技術の開発状況
6.2 薄膜封止での水分侵入メカニズム
6.3 Flexible, Foldableに適した薄膜封止の開発
6.4 Face Seal
6.5 WOLED + CF Micro display の封止
7. 光取り出し······························································································ 140
7.1 分子配向よる光取り出し改善
7.2 屈折率の調整による光取り出し改善
7.3 Waveguide modeの除去による光取り出し改善
7.4 構造物の設置による光取り出し改善
7.5 表面プラズモン共鳴の抑制
8. Foldable技術··························································································· 152
8.1 Foldableのためのデバイス設計
8.2 Neutral Plane Splittingを目指した開発
8.3 Neutral Plane Splitting のための OCA
8.4 Foldableのための部材開発
8.5 Foldable が TFT に与える影響とその対策
8.6 Foldable に適した LTPS プロセス
8.7 Foldable Display
9. QD-LED技術開発動向 -----------------------------------------·········--------------- 174
9.1 Core-shell QD-LED
9.2 Quantum Dot
9.3 QD-LED 特性の進化と現状
9.4 非Cd系 Blue QD の開発
9.5 非Cd系 Red QD の開発
9.6 QD-LED デバイス構造
9.7 QD-LED プロセス
9.8 QD-LED ディスプレイ試作
9.9 White 発光 QD LED
9.10 Perovskite