Apple iPhone 18シリーズが仕様ごとに発売時期を調整


2025年4月7日 UBIリサーチ

 

Appleが2026年に発売を予定しているとされるiPhone 18シリーズについて、iPhone 18のノーマルモデルの発売が遅れる可能性があるという見通しが出ています。

 

これまでAppleは、iPhoneシリーズを発売する際に、ノーマルモデル、Max、Pro、Pro Maxの4つのモデルを同時に投入してきました。しかし、2025年に登場予定のiPhone 17シリーズでは、Maxモデルが廃止され、代わりにAirモデルが登場すると見られており、このAirモデルは4つの中で最も高価になると予想されています。

 

2025年までは引き続き4種類のスマートフォンが発売される見込みですが、2026年にはノーマルモデルの発売が行われず、2027年に延期される可能性があると報じられています。

 

Appleは2026年にiPhone 18シリーズを投入する際、同時にApple初のフォルダブルフォン(折りたたみ式スマートフォン)も発売する予定であり、これにより販売数が分散される可能性があるため、ノーマルモデルの発売時期を調整する戦略がとられているものと分析されています。

 

もしiPhone 18のノーマルモデルが2027年上半期にずれ込む場合、同じく2027年に登場が予想されるiPhone 16eの後継モデルと同時期に発売される可能性があります。そうなれば、Appleは下半期にPro、Air、フォルダブルフォンといった高価格帯モデルを投入し、翌年の上半期には比較的低価格帯のモデルを発売することで、時期を分けた販売戦略を確立することになります。

 

こうしたAppleの製品発売時期の分散は、パネルを供給するサムスンディスプレイ、LGディスプレイ、BOEといった企業の業績にも影響を及ぼすと考えられます。これまで、iPhoneシリーズの発売は第3四半期に集中していたため、韓国のパネルメーカーの業績は第3四半期から伸び始め、第4四半期にピークを迎えていました。しかし、今後は上半期にも新型iPhoneが投入されることで、上半期と下半期の業績差が縮小する可能性があります。

 

一方、BOEは技術的な差をまだ埋めきれておらず、引き続きノーマルモデルにのみパネルを供給する状況が続けば、これまで下半期に偏っていた業績が、上半期へとシフトする可能性もあります。