2017年フレキシブルOLEDレポート


フレキシブルOLED、2019年を基点に OLEDパネル市場を主導

 

2019年にフレキシブルOLEDは4億8,000万個出荷、リジッドOLED出荷量を超える見込み

フレキシブルOLEDのうち、フルスクリーンOLEDは2022年まで平均78.3%の市場占有率で、市場を主導する見込み

Foldable OLEDは2019年から本格的に出荷する見込み

フレキシブルOLEDの出荷量は2019年にリジッドOLEDの出荷量を超える見込みだ。UBI Researchが発刊した「2017 Flexible OLED Annual Report」によると、フレキシブルOLEDは2019年に4億8,000万個出荷され、4億900万個のリジッドOLEDの出荷量を超える見通しとなった。また、フレキシブルOLEDの出荷量は2018年から年平均41%で成長し、2022年には12億8,500万個になり、売上高は594億米ドルを記録すると予想される。

 



<2018~2022年におけるOLED基板別市場占有率の展望>

 

最近モバイル機器において、ハードウェア技術の向上が標準化され、プレミアム市場を目指すセットメーカーはOLEDを採用し、製品の差別化に取り組んでいる。特に同一サイズモバイル機器でも、より広い画面を求める消費者のニーズが高まり、セットメーカーはフルスクリーンを実現可能なフレキシブルOLEDの採用を始めた。

 

そのため、パネルメーカーもフレキシブルOLEDの量産に向けた投資を継続的に推進している。特に2018年からBOEとCSOT、Visionoxなど、中国パネルメーカーによる第6世代フレキシブルOLED量産への投資が本格化すると予想され、中国におけるフレキシブルOLEDの出荷量は年平均59%で成長し、2022年には3億5,400万個に達すると見込まれた。

 

本レポートでは、リジッドOLED及びフレキシブルOLEDの構造と工程を比較し、Foldable OLEDを実現するための技術開発動向を層(Layer)別に分析した。また、フルスクリーンOLEDを採用しモバイル機器を発売したSamsung Electronics、Apple、LG ElectronicsにおけるフレキシブルOLEDの採用技術を比較し、2018年から2022年までのフレキシブルOLED市場をフレキシブルタイプと国別、世代別など、様々な観点から分類して予想を行った。

 

フレキシブルOLEDの中でフルスクリーンOLEDは2018年に2億6,500万個出荷され、市場占有率82.1%になり、2022年には10億2,200万個の出荷で79.5%を占め、フレキシブルOLED市場をリードすると見込まれた。また、最近大きな注目を集めているFoldable OLEDは、2019年から500万個出荷され、2022年には5,300万個に拡大することが予想された。

 

 

<2018~2022年におけるFoldable OLED出荷量展望>

 

 

Contents

 

1. エグゼクティブサマリー

2. OLED検査及び測定概要

2.1 検査と測定の重要性

2.2 OLED検査と測定

2.3 OLED検査測定装置

 

3. 基板及びTFT検査測定装置

3.1 基板

3.2 TFT

3.3 Bottom Protective Film

3.4 薄膜トランジスタ―(Thin Film Transistor:TFT)

3.5 封止(Encapsulation)

3.6 タッチスクリーンパネル(Touch Screen Panel)

3.7 偏光板(Polarizer)

3.8 透明光学粘着フィルム(Optically Clear Adhesive:OCA)

3.9 カバーウィンドウ(Cover Window)

 

4. 主要フレキシブルOLEDパネルメーカーにおける展示及び開発の動向

4.1 AU Optronics

4.2 BOE

4.3 EverDisplay Optronics

4.4 Tianma

4.5 Japan Display

4.6 LG Display

4.7 Samsung Display

4.8 その他

 

 

5. 主要モバイル機器メーカーのフレキシブルOLED技術

5.1 概要

5.2 Samsung Electronics

5.3 Apple

5.4 LG Electronics

6. 主要パネルメーカーにおける量産ラインの現況及び投資動向

6.1 主要パネルにおける量産ラインの現況

6.2 韓国パネルメーカー

6.3 中国パネルメーカー

6.4 その他

6.5 主要パネルメーカーの投資動向

 

7. フレキシブルOLED市場展望

7.1 概要

7.2 全体市場

7.3 フレキシブルOLED

7.4 フレキシブルタイプ別

7.5 国別

7.6 世代別

7.7 サイズ別

7.8 封止(Encapsulation)技術別

 

今後Contentsが変更となる場合があります。



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【製 作】 韓国 UBI リサーチ

【体 裁】 日本語版(英語版もあります)、印刷、A4版、(印刷+PDF版もあります)

【発刊月】 2017年12月

【価 格】  印刷版450,000円、印刷+PDF版730,000円(消費税別、送料込)

【納 期】 10日間以内