サムソンディスプレイのフォルダブルOLED、2027年には出荷台数5,000万台を超えると予想


2023年3月13日 UBIリサーチ

 

UBIリサーチが最新発刊した「2023小型OLED Display年間レポート」によると、サムスンディスプレイのフォルダブルフォン用OLED出荷量は、2023年の1,890万台から年平均28.1%の成長率で2027年には5,090万台に達する見込み。

 

レポートによると、2022年サムスンディスプレイのフォルダブルOLED出荷量は1,260万台で、2022年の全世界におけるフォルダブルOLED出荷量の85.1%を占めたと分析された。 BOETCL CSOTVisionoxがフォルダブルOLEDを一部量産したが、フォルダブルOLED市場を主導した企業はサムスンディスプレイだった。

 

今後もサムスンディスプレイのフォルダブルOLED市場の独走は続くものと予想される。 TCL CSOTVisionox2027年までに年間100万台以上の出荷量を記録することは難しいと見られ、LGディスプレイも顧客となる企業が確保されない以上、フォルダブルフォン用パネルの量産時期は不透明だ。

 

 

最後に、レポートでは2027年全世界フォルダブルフォン用OLEDの出荷量を6,140万台と展望し、サムスンディスプレイが5,090万台で82.9%の占有率を、BOE960万台で15.7%の占有率を占めると予想した。

 

フォルダブルフォン用OLEDの出荷メーカ比率
フォルダブルフォン用OLEDの出荷メーカ比率