OLEDテレビの開発は、2000年代初頭から進んでおり、以下にその歴史を紹介します。

2007年：ソニーが、世界初の有機ELテレビ「XEL-1」を発売。11インチの小型液晶ディスプレイで、画質の高さや薄さが話題となった。

2009年：LGディスプレイが、55インチのOLEDテレビ「LX9500」を発表。これが、世界初の大型有機ELテレビとなった。

2012年：LGディスプレイが、有機ELテレビの量産を始める。55インチ、65インチ、77インチのモデルがリリースされた。

2013年：サムスンが、55インチの有機ELテレビ「KN55S9C」を発売。カーブ状のスクリーンを採用し、よりリアルな映像を提供するとともに、視聴者の視野を広げた。

2017年：LGエレクトロニクスが、65インチの壁掛け型OLEDテレビ「W7」を発表。1mmの薄さと磁石で壁に取り付けることができる。

2018年：LGエレクトロニクスが、8K有機ELテレビ「OLED88Z9」を発表。88インチの大画面で、高精細な映像を提供するとともに、AIを活用した映像処理技術も搭載した。

OLEDテレビは、高い色再現性や高コントラスト、細かい画素の再現性など、優れた画質を持ち、薄型化やカーブデザイン、透過型ディスプレイなどの新しいデザインも可能です。また、省電力性や耐久性も優れています。今後もOLEDテレビの技術革新が期待されています。