2023/09/07　ET News

韓国のSunic Systemは、2000PPIのOLEDを実現できる蒸着装置を開発しました。これにより、従来に比べて最大4倍以上の高解像度OLEDを製造できます。韓国で初の第6世代ハーフカット方式のOLED蒸着装置を開発し、技術の向上に成功しました。

この装置は、第6世代のハーフカットガラス基板とマスクのアライメント精度を0.7マイクロメートルまで達成し、現在の量産品である500〜600PPIのOLED解像度を2000PPI以上に引き上げることができる特徴を持っています。

このために、高精度アライメント測定ビジョンモジュール、高密度Z軸モジュール、高耐久静電気モジュールを開発し、OLED蒸着装置に初めて適用しました。

大型ガラス基板でも2000PPIクラスの高解像度ディスプレイが可能な核要素技術です。既存の量産品（500〜600PPI）に適用すると、発光面積を最大限に活用したピクセル設計が可能になり、OLEDの寿命向上にも寄与できます。

また、従来は半導体基板に制限されていたVRおよびMR向けのOLEDディスプレイがガラス基板にも実現できるようになります。大面積のガラス基板にVRおよびMR向けのOLEDを製造する場合、製造コストを削減し、複雑な光学系を単純化して最終デバイスの重量を軽減できます。