2023 年の AR/VR ヘッドセット出荷の成長は鈍化するが、2027 年までの強い成長予測


2023年3月21日 bisiness wire

 

2022 年が予想を下回ったことを受けて、 International Data Corporation ( IDC ) は 2023 年の拡張および仮想現実 (AR/VR) ヘッドセットの予測を引き下げました。 International Data Corporation ( IDC ) Worldwide Quarterly Augmented and Virtual Reality Headset Trackerによると、今年は 1,010 万台に達すると予想されています。修正された見通しにもかかわらず、AR/VR ヘッドセットの総出荷量は 2023 年に 14% 成長し、2023 年から 2027 年の予測期間にわたって成長が加速し、5 年間の複合年間成長率 (CAGR) は 32.6% になると予想されます。

 

IDC のMobility and Consumer Device Trackers担当リサーチ マネージャーであるJitesh Ubrani は 、次のように述べています。「ソニーの新しい PSVR2 と Apple のこの分野への進出は、2023 年末に向けて予定されている Meta と Pico の新しいデバイスが 2024 年に VR の勢いを増し、さらなる成長を促進する。一方、AR の最前線では、そのような消費者向け企業の小米、Oppo、TCL のすべてが、今後 6 ~ 18 か月の間に、この分野に対する消費者の関心を深めると予想されている。」

 

さまざまなフォーム ファクターの中で、スタンドアローンの VR ヘッドセットは、2020 年と 2021 年での強い人気により、前年比では不利な結果となり、Meta の製品発売スケジュールに依存しているため、2023 年には課題に直面するでしょう。ただし、2022 年に製造量が不足した、端末へ接続して使用するtethered VR およびtethered AR メガネ ヘッドセットは、比較的順調に成長するでしょう。

 

「消費者による VR の使用が AR/VR 市場を支配してきましたが、AR に対する消費者の関心の高まりがそのセグメントを再形成し始めています」と、IDC の拡張現実および仮想現実研究チームの研究ディレクターである Ramon T. Llamas は述べています。「これまでは、企業向けではトレーニングおよびフィールド サービス アプリケーションで AR セグメントをリードしてきました。しかし、より軽量なフォーム ファクター、より明るいディスプレイ、鮮明なサウンド、およびタイトルの増加により、新たな一般ユーザーが増えています。 VRヘッドセットのゲームの人気が広まっていることと相まって、企業向けの利用のケースが増えても、一般の消費者の利用が増えることで両方のセグメントの成長に影響するでしょう。」