2017年は、消費者にとって有機ELの革新性を評価する1年


2016年 12月 5日 UBIリサーチ

 

12月2日、UBIリサーチの主催で、ソウル汝矣島の中小企業会館で開かれた2016有機ELセミナーで、LG経済研究院のイ・ウグン責任は、2017年が消費者に有機ELの革新性を強調できる重要な一年になると予想した。

 

イ・ウグン責任は、大型有機ELパネルから注目すべき事項の一つとして、「来年のCESを迎えて、現在の高級TV市場で有機ELテレビはLGが市場を主導しているが、これにSonyが加わるインパクトを注視するべき」と述べ、「既存の消費者にSonyの画質に対する基本的な期待があるため、このような視点からSonyの有機ELテレビがどのような革新的な傾向を見せるのか、また、消費者にどのような反応をもたらすかについて関心を持って観察する必要がある」と述べた。

 

中小型パネルの課題としてスマートフォン市場でAppleのiPhone8(仮称)への有機ELパネルの採用を言及し、「Apple iPhone8に有機EL ディスプレイをどんな方法で実装するか、これに通じて、果たして消費者にどれだけのインパクトを与えられるのかが重要である」と言った。また、「有機ELを適用したにもかかわらず、従来のLCDと差別化した革新性を示さなければ、消費者の有機ELへの期待が消えるかもしれない」と言い、消費者の視点から有機ELに対する意味のある反応を引き出さなければならないと強調した。

 

2017年にはAppleのフレキシブルAMOLED パネルが採用されたiPhoneが発売されると期待されており、Sonyも有機ELテレビ事業への進入について継続的に検討していると確認された。2017年には有機ELを適用した製品を発売するセットメーカがもっと増えると期待される。消費者が、複数のメディアの報道と評判を通じて、従来のLCD製品とは違う「有機EL製品だけの全く新しいもの」を期待している状況で、2017年は有機ELの革新性を強調し、商品性を打ち出すこのできる重要な一年になると思われる。