2017.03.13 ET News
サムスン電子とサムスンディスプレイが今年第3四半期のフォルダブルスマートフォンの試作品の生産を目標に詰めて、開発を行っている。さらに、中国パネルメーカーもフォルダブルディスプレイの試作品の量産を目標に開発に拍車をかけている。世界初のフォルダブルのタイトルを、韓国と中国企業が競争を繰り広げる。 13日、業界によると、サムスン電子とサムスンディスプレイは今年第3四半期のフォルダブルスマートフォンの試作品の発売を目指した。プロトタイプは、数千台規模で生産品質を検証するための用途である。内部的には、品質と性能をテストし、移動通信などの主要な顧客に試作品を送って事前に市場の反応をチェックする。 試作品が、品質と性能の基準を通過し、一定規模の市場の需要を引き出すと判断されると、正式な量産を決定することになる。第3四半期で試作品を生産すると、フォルダブルポン正式量産は来年が有力である。 サムスン電子は、MWC 2017で極く少数の顧客を対象に、フォルダブルポンを公開した。製品開発に参加した協力会社も排除するほど、次期新製品情報が流出しないよう、非常に情報セキュリティに気を使ったという裏話だ。フォルダブルポンを直接見た顧客は、米国などの少数の主要な移動通信会社である。 サムスン電子は、フォルダブルポンの超プレミアムイメージに合わせて、製品の外観をより高級化していることが分かった。当初は第1四半期の試作品の生産が目標だったが、製品全体の品質を向上させるために多くの時間を投資し、目標時期を遅らせた。一般的なフラッグシップスマートフォンよりも一段階高い最先端の製品にする戦略である。 既存のサムスンのブランドイメージにふさわしい高級感のあるデザインと高品質の製品を発売するために心血を注いでいる。フォルダブルスマートフォン自体が従来にはない革新的な製品であるだけに、肯定的なユーザー体験を引き出し、今後の市場を拡大する。