国兆光電が南京におけるシリコン基板OLEDプロジェクトを拡張、投資額は2.2億元


2025-01-14 WitDisplay 

 

1月13日、南京市江寧区人民政府は、南京国兆光電科技有限公司(以下「国兆光電」)による超高解像度シリコン基板OLEDマイクロディスプレイデバイスの産業化プロジェクトに関する環境影響評価の受理状況を公示しました。

 

公告によると、国兆光電はPVD装置やエッチング装置などの中国産設備21台、高精度フォトリソグラフィ装置などの輸入設備4台を購入する予定です。これらは超高解像度シリコン基板OLEDの重要技術開発に使用され、プロジェクト完了後、研究開発成果を12インチの超高解像度シリコン基板OLEDマイクロディスプレイデバイスの生産ラインに応用し、年間200万枚の超高解像度シリコン基板OLEDマイクロディスプレイデバイスの生産能力を形成する計画です。このプロジェクトは拡張プロジェクトであり、総投資額は2.2億元に達します。

 

国兆光電は、中国電子科技グループ第55研究所が出資する企業で、主力製品はシリコン基板OLEDマイクロディスプレイおよびそのモジュールです。これらの製品は、暗視観測、ヘルメットディスプレイ、デジタルスコープ、AR/VR、EVF(電子ビューファインダー)、FPV(ファーストパーソンビュー)などのシーンで広く使用されています。

 

2019年、国兆光電は総投資額2.6億元を投じて、55研究所の江寧所区内にある既存の3号工場(4階)を活用し、年間50万台のシリコン基板OLEDマイクロディスプレイデバイスを生産するプロジェクトを建設しました。